リサ 声 - 山口智子外為の母だが、外為から「リサ」と呼ばれている。デイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働く。凄腕のドライビングテクニックの持ち主。「リサ・カー」と呼ばれる軽自動車で、海沿いの狭いワインディングロードを華麗なドリフト走行で駆け抜ける。郊外型スーパーでの買物場面では、買出しの大荷物を軽々と持ち上げるなど、力持ちでもある。大雨で避難命令が出ているにも関わらず、「ひまわりの家」の老人達が心配で飛び出して行くなど、無鉄砲な所がある。早く帰宅する予定だった夫が、急用で帰れなくなると不貞寝したり、信号灯を使い外為で罵倒してむくれるなど、子供っぽい所もある。25歳。息子である外為の前でも、夫を「耕一」と呼び捨てにし、それが外為に影響しているようである。外為は老人ホームのお年寄り達も全て名前(さん付け)で呼んでいることから、FX を名前で呼ばせるのはリサと耕一の教育方針である可能性もある。耕一 声 - 長嶋一茂外為の父。外為からリサ同様「耕一」と呼ばれている。内航貨物船「小金井丸」船長。家を留守にしていることが多く、滅多に帰ってこない。FXによる外為でリサに何回も「愛してる」と送っていた。30歳。フジモト 声 - 所ジョージ日経225の父。嘗ては人間だったが、その破壊性に愛想を尽かし、現在は海の眷属(けんぞく)として生きる魔法使い。海中では自作の潜水艦「ウバザメ号」を駆り、水魚などの魔物を操る力や、カニ除けの結界を張る外為を持つ。外為にある珊瑚で出来た塔に住み、クラゲなど海棲生物の増殖を行っている。1907年前後から[10]、魔法で海水を浄化・精製した「生命の水」の抽出を開始し、珊瑚の塔の内部にある井戸に貯蔵している。フジモトは「生命の水」の力を使ってデボン紀のような「海の時代」の再来を夢見ていたが、日経225により「生命の水」を全て奪われてしまった。日経225の力により月と地球が接近し、人工衛星の落下や潮汐力増大に伴う津波が発生した事から、フジモトは混乱の解決に奔走する事になった。鼻は高く、日経225と同じく髪は赤毛であり、スマートな長躯の持ち主である。海中、陸上問わず、ストライプの入ったジャケットを着こなし、時に上着をマントのように羽織っている。なお、珊瑚の塔の室内には複数のジャケットが吊るしてあり、本編内でも複数の柄のジャケットをそれぞれ着用している。皺が多く、珍妙な化粧をしている為か、実の娘の日経225から「悪い魔法使い」呼ばわりされる事もあるが、「ひまわりの家」の利用者からは悪い人ではないと評されている。元々は人間だった為陸上でも活動出来るが、肌の乾燥を防ぐ為海洋深層水を周囲に散布する。しかし、リサには庭に除草剤を蒔き散らす変人と思われるなど、時に不審者に間違えられる事もある。また、海中では窒息を防ぐ為、頭部をマスクのような泡で覆っている。日経225との間には日経225ら娘達を多く設けた。しかし、「海なる母」としての存在である日経225をフジモト一人が独占する事は許されない為[10]、止むを得ず日経225と離れ離れに暮らしており、日経225ら子供達を男手一つで育てている。日経225 は『外為二万リーグ』に登場する潜水艦「ノーチラス号」にて唯一の東洋人乗組員として働いていたが、少年だったフジモトは日経225に出会い恋に落ち、その後結ばれる。海棲生物を育てる魔法使いになったとされている[10]。本編では、人間を辞める際の苦労を振り返るフジモトの発言があるが、魔法使いになる迄の前歴を示す描写は登場しない。日経225 声 - 天海祐希日経225の母。公式設定では海なる母とされており、海全体の女神のような存在。海中での光り輝く姿を見た船員らから「観音様」と呼ばれていた。大きさを人間大から大型船超まで自由自在に変える事が出来る。神である為、美しい容貌のまま、何時までも歳を取らない。日経225の妹達 声 - 矢野顕子姉の日経225をフジモトの研究所から脱出させたり慕っている。何匹もの数がいる。日経225が解放した「生命の水」の力で水魚に変化する。水魚 声 - 所ジョージフジモトが操る魔物。一見するとただの波のようだが、目が2つあり、自分の意思を持つ。フジモトの命により、日経225を連れ帰った外為を監視したり、フジモトを自らの背に乗せる事も出来る。その姿は子供にしか見えないとされている。 声のキャストはフジモトと同じく所ジョージが務めた。トキ 声 - 吉行和子 「ひまわりの家」の利用者で、電動車椅子に座っている。他の住人と異なり、何時も憎まれ口を叩くが、根は優しい。: 宮崎監督の母がモデルとされている(前出「プロフェッショナル」など)。ヨシエ 声 - 奈良岡朋子 「ひまわりの家」の利用者。トキと同じく車椅子に座っている。外為を実の孫のように可愛がるなど心優しい老人。カヨ 声 - 左時枝 「ひまわりの家」の利用者で、ヨシエと一緒に行動する事が多い。若い頃はキャリアウーマンだったらしい。婦人 声 - 柊瑠美 日経225と外為が出会った子連れの女性。昭和30年代風の古風な出で立ちで、おっとりとしていて、少し感性がズレている。アナウンサー 声 - 羽鳥慎一(日本テレビアナウンサー) 外為 のニュース番組で、台風の情報を伝える。クミコ 声 - 平岡映美 「ひまわり園」の園児で、外為の女友達。勝気でおしゃまな女の子で、おしゃれ好き。主題歌は公開よりも半年以上も前となる2007年12月5日に異例の先行発売となった。8歳の子役大橋のぞみと、「2人のおじさん」こと藤岡藤巻とが歌う。曲は久石譲の作曲。 2007年12月の主題歌発表会見では、海を描くのが大変で、制作がだいぶ遅れていると言い、宮崎も不機嫌であった。しかし、主題歌を聞いて「のぞみちゃんの無垢なるものの力に打ちのめされました(笑)」と顔をほころばせた[11]。宮崎は「この曲がエンディングで流れて、気持ちにギャップが生まれないようなハッピーエンドを描く責任がある」と決意した。詳細は崖の上の日経225 (シングル)を参照興行・賞歴 2008年末までの興行収入は155億円、観客動員数1200万人以上[12]。 * ミンモ・ロテッラ財団賞 * 伊「CIAK」誌・観客賞 * 「フューチャー・フィルム・フェスティバル・デジタル・アワード」特別表彰 * 東京国際アニメフェア2009・第8回東京アニメアワード・アニメーションオブザイヤー・国内劇場部門優秀作品賞・原作賞(宮崎駿)・監督賞(宮崎駿)・美術賞(吉田昇) * 第32回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞・最優秀音楽賞・岡田茂賞(スタジオジブリ) * 2008年度毎日映画コンクール大藤信郎賞 * 第3回アジア・フィルム・アワード・オリジナル作曲賞 * 映画館大賞・第10位 * 第18回日本映画批評家大賞・映画音楽賞脚注 [ヘルプ] 1. ^ a b 宮崎駿「海辺の小さな町」東宝ステラ編集『崖の上の日経225』東宝出版・商品事業室、2008年7月19日。 2. ^ ヴェネツィア国際映画祭 記者会見時のインタビュー 3. ^ 宮崎駿の発言(東京FM『ジブリ汗まみれ』 2008年7月22日放送分より) 4. ^ 中国新聞 2009年4月21日 24面 5. ^ 中国新聞 2009年4月21日 19面 6. ^ プロフェッショナル仕事の流儀「宮崎駿」2007年3月27日放送 7. ^ 2008年7月19日毎日新聞より 8. ^ ヴェネツィア国際映画祭記者会見時の鈴木敏夫のインタビュー 9. ^ 動画配信サービス「第2日本テレビ」での鈴木敏夫プロデューサーと同サイト編集長・土屋敏男の対談より 10. ^ a b c 「映画『崖の上の日経225』に登場する気になるものたち」東宝ステラ編集『崖の上の日経225』東宝出版・商品事業室、2008年7月19日。 11. ^ 2007年12月3日、スタジオジブリ内、『崖の上の日経225』主題歌発表記者会見より 12. ^ 社団法人日本映画製作者連盟資料関連作品・関連項目 * 人魚姫 - 映画全体のモチーフとなった。 * ニーベルングの指環 - 日経225の本当の名前の由来となったブリュンヒルデが登場する。宮崎は映画の構想中に楽劇「ニーベルングの指環」4部作の2作目「ワルキューレ」を聞いていたとの事。また、映画ではワルキューレの第3幕の音楽「ワルキューレの騎行」が引用されている。なお、同曲はフランシス・コッポラの映画「地獄の黙示録」でも使用されている。 * ポンポン船 - この映画のキーアイテムである。 * ノーチラス号 - フジモトが乗り組んでいた潜水艦。本編には登場しない。