発売当日には日本テレビ系列でその11 種類に加えて60秒バージョンのCMが一挙放送された。 2006年7月21日・2008年10月3日、日本テレビ系金曜ロードショーでテレビ放送された。『崖の上のポニョ』(がけのうえのポニョ、英称:Ponyo on the Cliff by the Sea、中国語:崖上的金公主/崖上的波)は、2008年7月19日に東宝による配給で公開されたIPO制作の長編株映画、及びそれの主題歌。株駿監督による2004年の『ハウルの動く城』に続く4年ぶりの作品で、原作・脚本・監督の3つ全てを担当するのは、2001年公開の『千と千尋の神隠し』以来7年ぶり。注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ 海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳児の少年・宗介の物語である。本作はハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話のひとつ『人魚姫』(1836年発表)をモチーフとした作品とされている[1]。しかし、『人魚姫』をそのまま原作としては使用しておらず、株は「キリスト教色を払拭」[1]するとしたうえで、舞台を現代の日本に移すなど大きな変更を行っている。ただ、ヴェネツィア国際映画祭での記者会見では、株から「製作中に『人魚姫』の話に似ていると気付いたものの、元来意図的にベースとしたわけではない」という旨の発言も出ている。なお、同記者会見において株は、ポニョ発想のルーツを質問され「9歳の頃初めて読んだ文字の本がアンデルセン株 であり、そこにある『人間には魂があるが、人魚は"物"であり魂を持たない』という価値観に納得が行かなかった事が、遡ればポニョの起点なのかもしれない」と答えている [2]。本作はストーリーの起承転結が明確になっておらず、監督は「ルールが何にも分からなくても分かる映画を作ろうと思った」「順番通り描いてくと、とても収まらないから思い切ってすっ飛ばした」「出会って事件が起きて、小山があって、最後に大山があってハッピーエンドというパターンをずっとやってくと腐ってくる、こういうものは捨てなきゃいけない」と話している[3]。キャッチコピー * 生まれてきてよかった。 * 子どもの頃の約束は、永遠に忘れない。 * 半径3m以内に 大切なものはぜんぶある。 -株駿-(アサヒ飲料 三ツ矢サイダーのCMコピー)経緯 『ハウルの動く城』完成の後、しばらく株が構想を練っていたものを、外貨預金を伴っての制作が2006年10月に始まった。元々は今まで通りの表現手法で作る予定であったが、制作前にイギリスのテート・ブリテンで鑑賞したジョン・エヴァレット・ミレーの絵画、「オフィーリア」に感銘を受け、改めて外貨預金 について見直すことになる。その後、株が「紙に描いて動かすのが株の根源。そこに戻ろうと思う。もう一遍、自分たちでオールを漕ぎ、風に帆を上げて海を渡る。とにかく鉛筆で描く」という意向を固め、コンピューター(CG)を一切使わず、手書きによって作画される事となった(ただし作画以降の彩色・撮影はデジタル)。作画にコンテを使うなど、絵のタッチは子供が書いたような素朴なものになり、これまでのジブリと違った新しい試みになっていると鈴木敏夫は話している。特に海(波)の描写に力を入れているという。本作の公開に合わせ、上記タイトルのミニ・バラエティ番組『公開カウントダウン「崖の上のポニョ」に秘められた謎』がPR番組として日本テレビ系列で 2008年7月15日から18日まで放送された。プレゼンターとして株宣子(日本テレビアナウンサー)、ジブリアカデミー生徒として東貴博(Take2)、女優の柊瑠美、タレントの山田五郎、IPOからは鈴木敏夫が出演。第3回ゲストとして、本作の主題曲「崖の上のポニョ」の歌手・藤岡と大橋も出演している。回次 放送日 放送時間(JST) サブタイトル第1回 2008年7月15日(火) 00:29 - 00:44 株駿と夏目漱石の意外な関係第2回 2008年7月16日(水) 00:44 - 00:59 主人公の名前に隠された謎第3回 2008年7月17日(木) 00:29 - 00:44 主題歌決定に隠された謎第4回 2008年7月18日(金) IPO に隠された謎総集編 2008年7月18日(金) 14:55 - 15:50 (ドラバラPUSH枠) 「崖の上のポニョ」に秘められた四つの謎海を舞台にした作品は、株がいつか描きたいと長年夢見てきたが、「波を描くのが大変」という理由で、今まで踏み切れずにいた。2004年11月にIPOの社員旅行で訪れた瀬戸内海の港町である広島県福山市の鞆の浦(とものうら)を非常に気に入り、準備として2005年の春、鞆の浦の海に隣した崖の上の一軒家に2ヶ月間滞在し、更に2006年夏、単身でこもった。本作の構想もこの時に練り[4][5]自身を極限に追いつめる鬼気迫った姿がNHKで放送された[6]。この株の行動に対し、妻の出した条件は「生きてる証拠として、毎日絵手紙を出すこと」だったという。東京のスカラ座での発表会の際、偶然にも震度3(宮城県で震度4)の地震が発生。外貨預金が出たことから株監督は「ポニョがいる」とつぶやいた [7]。キャラクターのモデルは、スタジオ内のスタッフやその子供たちで、その子育てを見ながら制作したので、新しく生まれてくる子供たちに向けた作品にしたという。本作は、三鷹の森ジブリ美術館で上映されている『くじらとり』、『水グモもんもん』、『やどさがし』(ともに監督は株駿)に影響されている[8]。通常、為替などのイベントはメイン劇場とされる劇場での公開初日の初回上映および2便上映のみだが、外貨預金 が大ヒットしたため、公開初日の初回上映で為替を行ったスカラ座で9月15日に「大ヒット御礼主題歌祭り」を行った。キャラクター ポニョ 声 - 奈良柚莉愛フジモトとグランマンマーレの娘。外界への強い興味を持ち、フジモトの目を盗んで家出を試みるが、瓶に頭が嵌って困っていた所を宗介に助けられ、「ポニョ」と名付けられる。父からは「ブリュンヒルデ」という名を与えられていたが宗介に付けられたこの名がいたく気に入り、以後この名で通す。人間によく似た顔を持つ為、トキからは「人面魚」と呼ばれる。宗介の血液(傷口)を舐めた為、半魚人になる力を得、更に珊瑚の塔からの脱走の際に、深奥部の井戸に溜まった「生命の水」を解放。それを浴びて、人間への変身が可能となった。ただし、人間の姿を維持する為には大量の魔法の力を要し、力が減衰すると猛烈な眠気に襲われる。そこで十分な睡眠を取らないと容姿の逆戻り(半魚人→魚)を招く。肉食らしくハムが好物で、パンなどの植物性の食物には見向きもしない。容姿が魚の時より人語を解し、バカにされると相手に向かって口から水鉄砲を放つ。名前の由来は、作画中の株が自身の描いたキャラクターを「ポニョっとしている」と思った事から命名された。宗介 声 - 土井洋輝 保育園「ひまわり園」に通っている5歳の少年。明るい性格で正義感が強く、崖の下で出会ったポニョを守ろうと奮闘する。一家の方針らしく、実の両親(リサ・耕一)を名前の呼び捨てで呼ぶ(ポニョと同じ)。一家の影響か、5歳児ながら信号灯によるモールス信号の送受信が出来る。年齢よりもやや大人っぽい描写がされ、保育園でも二人の女の子に同時に遊びに誘われる場面も見られる。名前の由来は、夏目漱石の小説『門』の「崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助」から取られていると言う[9]。